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薬剤師免許を「矛と盾」に。選択的シングルマザーの私が、自立を勝ち取るためのリアルな戦い方

はじめに:その免許は、あなたを守る「盾」であり、未来を拓く「矛」になる

「明日から、私ひとりでこの子を育てていくんだ」 そう決意した夜、私を支えたのは貯金通帳の残高ではなく、一枚の「薬剤師免許」でした。

多くの人は、資格を「食いっぱぐれないための守り(盾)」と考えます。でも、それだけでは足りません。特に私たちシングルマザーにとっては、理想の条件を勝ち取り、自分らしい人生を選ぶための「攻撃の武器(矛)」として使いこなす戦略が必要です。

この記事では、独身時代の壮絶な経験から、シングルマザーとしての現在、そして未来への戦略まで、私の「戦い方」のすべてを正直にお話しします。


【体験談】小児科の戦場から、定時退社ができる内科へ

独身時代、私は小児科門前の調剤薬局で働いていました。繁忙期の2時間残業は当たり前。感染症の流行で患者数が急増した日の翌日は、たとえ祝日でも欠品した薬を患者さんの自宅まで配達することもありました。

しかし、子供が生まれてからは、その働き方は「盾」どころか自分を壊す刃になります。現在は内科の門前に移りましたが、驚くほど生活が変わりました。

スクロールできます
(過去)小児科(現在)内科
残業時間毎日1~2時間残業(繁忙期)定時退社
祝日の対応欠品薬の自宅配達をすることも…完全にお休み
精神的余裕常に疲労困憊「自立」を考える余裕

「どの診療科を選ぶか」という戦略一つで、ママ薬剤師のQOL(生活の質)はここまで劇的に変わる場合があります。


「あなただから辞めないで」地方における薬剤師の圧倒的な価値

私が今後のことを考え転職を考えた際、経営層から強い引き止めにあいました。

「家族のような仲なんだから」「あなただから残ってほしい」という言葉とともに、本来はないはずのボーナス30万円や、敷金・礼金の負担など、異例の条件を提示されたのです。

「地方の薬剤師不足」は、私たちが想像する以上に深刻です。

日頃から信頼関係を築いていれば、シングルマザーという背景があっても、これだけの融通を利かせてもらえる。地方において薬剤師免許は、まさに「食いっぱぐれない最強の盾」だと痛感した瞬間でした。


理想の条件を叶えるために。30代ママ薬剤師の「環境」を強みに変える伝え方

転職活動で「妥協したくない条件」を通すためには、ただ希望を伝えるだけでなく、相手(企業側)の不安を先回りして解消する伝え方が重要だと気づきました。私が実際に意識した3つのポイントを共有します。

「実家の協力」を提示し、雇用側の不安を安心に変える

転職希望エリアを選んだ理由は、シンプルに「実家がそこにあるから」でした。

シングルマザーとして生きる以上、親の助けは不可欠。ただそれだけの必然的な選択です。 しかし面接では、これを「甘え」ではなく「安定した勤務体制」として伝えました。

「実家が近く、親の全面的な協力があるため、急な体調不良時も対応可能です」という一言は、企業が最も懸念する「欠勤リスク」を払拭し、こちらが希望条件を出す際の大切な「信頼」の土台になりました。

「30代」という市場価値を味方につける

30代薬剤師は「即戦力」として非常に需要が高い世代です。

「実家が近い」ことで長く働ける見込みがあり、かつ現場を回せる経験がある。この「長く、しっかり貢献できる」という市場価値を自覚したことで、引け目を感じることなく、今の生活に必要な条件をしっかりと交渉のテーブルに乗せることができました。

「相場観」を知り、焦らずに判断する

一番の収穫は、プロ(JACリクルートメント)を通じて「自分の条件が、市場全体で見てどうなのか」という客観的な裏付けをもらったことです。

「このエリアなら、その条件でも求人はすぐにはなくならない」という確信があったからこそ、焦って今の生活を壊すような無理な求人に飛びつくことなく、納得いくまで吟味することができました。

「自分の価値」を正しく知ることが、理想の働き方を手に入れるための第一歩でした。


【予告】なぜ私は「大手ドラッグストア」への転向を決めたのか

今の職場には感謝していますが、中小企業特有の「人間関係の狭さ」や「独自ルール」に限界を感じているのも事実です。

次の記事では、この「大手 vs 中小」のリアルな比較と、私がなぜ大手への転職を狙っているのか、その具体的な戦略を深掘りします。


まとめ:一人で戦う必要はありません

薬剤師免許は最強の武器ですが、その「研ぎ方」を間違えると自分をすり減らすだけになってしまいます。

「今の職場を辞められない」という悩みさえ、外の世界を知れば「自分にはそれだけの価値があるんだ」という自信に変わります。

一人で抱え込まず、まずはプロに自分の「武器の価値」を査定してもらうことから始めてみませんか?

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